『頭痛』のタイプいろいろ
頭痛は全般的に ・どういう時に痛むか？
・頭のどこが痛むか？いつも同じところか？移動するか？
・どのように痛むか？
などがポイントです。日頃からこのポイントを自覚して頂くと頭痛のタイプも判別しやすくなります。
| 1 |
・頭痛は締め付けられる様な感じ。 ・首や上背部にも痛みが出る。 ・冷たい風に当たると頭痛が増悪する。 |
 |
外気の寒さの影響を過剰に受けて、体が対抗している最中かもしれません。 こういう方は、体表についた気を散らしてあげると頭痛もおさまるでしょう。 |
| 2 | ・頭痛は張ったような痛み。 |
|
外気の暑さの影響を過剰に受けて、体が対抗している最中かもしれません。 |
| 3 | ・締め付けられるように頭が重く痛む。 |
|
外気の湿気の影響を過剰に受けて、体が対抗している最中かもしれません。 こういう方は、体の中の余分な湿気を乾かしてあげると頭痛もおさまるでしょう。 |
| 4 | ・頭は両方のこめかみが痛んだり、 片方のこめかみから頭のてっぺんに痛みが出たりする。 ・目の違和感やめまいがおこることもある。 ・イライラしたり、緊張を強いられると頭痛が増す。 |
|
体の中の気が相対的に上方へ偏っているのかもしれません。 こういう方は、気を下ろしてあげると頭痛もおさまるでしょう。 |
| 5 | ・重い頭痛とともに頭がぼんやりする。 ・体も重だるく、吐き気を感じることもある。 ・食べ過ぎや飲み過ぎで額や頭の前のあたりが痛くなる。 ・雨の日は体調が悪い。 |
|
体の中に余分な湿気をため込んでいるかもしれません。 こういう方は、体の中の余分な湿気を取り除いてあげると頭痛もおさまるでしょう。食生活も改善する必要があるかもしれません。 |
| 6 | ・いつも同じ所に刺すような 鋭い痛みがある。 |
|
体の中の血（血液のようなもの）が滞っているかもしれません。（しかし、高脂血症などによる血流低下とはまた別の概念です。） こういう方は、血の流れをスムーズにしてあげると頭痛もおさまるでしょう。 |
| 7 | ・頭が鈍く痛む。 ・そう言えば、最近寝不足だ。 ・もしくは、疲れがたまっている。 |
|
体の中の相対的なエネルギーが不足しているかもしれません。 こういう方は、エネルギーを補ってあげると頭痛もおさまるでしょう。寝不足や疲労回復につとめることも必要です。 |
| 8 | ・頭がしくしく痛む。 |
|
体の中のエネルギーと血（血液のようなもの）が不足しているかもしれません。（しかし、貧血とはまた別の概念です。） こういう方は、エネルギーと血を補ってあげると頭痛もおさまるでしょう。 |
などなど『頭痛』ひとつとっても、一人一人微妙に症状が違います。（必ずしも１〜８の分類にすっきり分かれるわけでもありません。）
光明堂鍼灸院では、初診時にしっかりお話をうかがい、身体の状態をみてから、東洋医学的根拠に基づき施術させて頂きます。
自分の『頭痛』に鍼灸は効くのか？等々、お気軽にご相談ください。