『胃痛・胃もたれ』のタイプいろいろ
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・胃の上方に持続性の鈍い痛みがある。 ・空腹時に痛みが増し、何か食べると軽減する。 ・お腹を押さえたり、温めたりすると痛みはやわらぎ、冷えると増悪する。食欲はなく、食べても量が少ない。 |
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虚弱体質や慢性病による消耗などで、お腹を温める力が低下してお腹が冷え、それによりお腹の機能が低下してしまったかもしれません。 こういう方は、お腹を温めることによってお腹の調子を整えると胃痛もおさまるでしょう。 |
| 2 | ・突然、急激に寒気を感じ、上腹部が絞られるように痛み、吐き気が生じ、時に嘔吐する。 |
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お腹を冷やしたり、冷たい物を多量に摂ったためにお腹が冷え、それによりお腹の機能が低下してしまったかもしれません。 |
| 3 | ・胃の上方に燃えるような痛みを感じ、口の中が酸っぱくなり、時に嘔吐する。 |
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日頃から辛い物や味の濃い食事を好み、そのうえ肉体的もしくは精神的疲労をため込んだために、体の上方に気が片寄り、それが熱化することにより、お腹の機能が低下してしまったかもしれません。 こういう方は、上方にたまった気を散らしすことにより、熱も散らしてあげると、胃痛もおさまるでしょう。 |
| 4 | ・胃の上方にシクシクとした熱感のある鈍い痛みを感じる。 ・口や唇が乾燥する。 ・飢餓感・空腹感はあるが、食べたくない。 ・または、食べ物が喉を通らない。胸焼けもする。 |
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慢性的に胃を痛めているかもしくは胃に熱がこもって、胃に必要な水分が消耗され、胃に栄養が行き渡らず、お腹の気の流れが阻害されて、お腹の筋肉が必要以上に硬直してしまったかもしれません。 こういう方は、胃に潤いを与えることにより、胃に生じている余分な熱を抑えることで胃痛もおさまるでしょう。 |
| 5 | ・胃の上方に張る感じが強く、痛むが、痛む部分が微妙に移動してわかりにくい。痛みは両脇に出ることもある。 ・精神的に追い詰められると痛みが発症もしくは増悪する。 ・胸苦しく、食欲はない。日頃からため息をつくことが多く、ゲップが出たり、口に酸っぱい唾液があふれたり、時には吐き気をもよおすこともある。 |
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体の中の気（エネルギーのようなもの）のすみずみまで伸びやかに行き渡る機能が低下したことによって、胃の飲食物を下へ運ぶ機能も低下してしまったかもしれません。 こういう方は、気の滞りを解消することにより、胃の機能を回復させてあげると、胃痛もおさまるでしょう。 |
| 6 | ・上腹部に針で刺すようなもしくは、切り裂かれるような鋭い痛みが生る。痛む場所はいつも同じ所である。 |
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体の中の気がすみずみまで伸びやかに行き渡る機能が長い間低下していたことにより、気の滞りが血（血液のようなもの）の滞りを招き、胃の機能低下が慢性化することで、さらに血の滞りが進み激しい痛みが生じてしまったかもしれません。 こういう方は、血の滞りを解消することにより、胃の機能を回復させてあげると、胃痛もおさまるでしょう。 根気よく治療してゆくことが必要と思われます。 |
| 7 | ・上腹部に膨満感と痛みを感じる。患部を触られるのを嫌う。 ・腐酸臭のあるゲップが出て、食べ物の臭いを嫌う。 ・食事をすると胃がもたれる。吐き気を感じたり、時には吐く。 ・吐くと胃の痛みが軽減する。大便はすっきり出ない。 |
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日頃からの暴飲暴食により、食べ物が胃に長くとどまり、そのことにより胃の機能が低下してしまったかもしれません。 こういう方は、胃の機能を回復してあげると、胃の中の食物の滞りも解消され、胃痛もおさまるでしょう。飲食の節制も必要です。 |
などなど、『胃痛・胃もたれ』ひとつとっても、一人一人微妙に症状が違います。（必ずしも１〜７の分類にすっきり分かれるわけでもありません。）
光明堂鍼灸院では、初診時にしっかりお話をうかがい、身体の状態をみてから、東洋医学的根拠に基づき施術させて頂きます。
自分の『胃痛・胃もたれ』に鍼灸は効くのか？等々、お気軽にご相談ください。